「自分の可能性と出会う」


私が考えるアレクサンダーテクニークは、自分を思う存分発揮するための選択です。

演奏するとき、その時の自分の心身を解き放って、自由に才能を表出させてあげましょう。

私がアレクサンダーテクニークに最初に出会ったのは49歳の時でした。

当時、私は音大を出て、結婚し子どもをそだてながらも細々と演奏活動を続けていました。

なかなか自分の思うように歌えなくて悩んでいる私に、音大時代から私の歌の伴奏をしてくれている友人の「もっと、首を楽にして歌ってみたらどうなる?」の一言で私の歌い方は変化を遂げることになります。

彼女の手が私の首に触れた時の何とも言えない新しい感覚、声が今までになく楽に出せたという事実。とてもとても不思議な気持ちになり、何?これ?もっと知りたい!と思いました。

アレクサンダーテクニークは自分を解放する手立てです。自分がその技術を獲得するために身に付けてきたたくさんの有用無用な習慣から自分を解き放つ考えに貢献します。

長年歌のレッスンを受けてきた私にとって、レッスンは教えてもらい、真似するものでした。でも今、私が皆さんにお届けしたいレッスンは違います。

誰かの真似をして学ぶのではなく、お一人お一人の持っているポテンシャルを発掘して自分にしか出来ない世界で一つだけの存在(表現)を一緒に発見するレッスンをします。

声楽家/
アレクサンダー・テクニーク教師
大木留美